Human Natures

beak [ビーク] ができるまで

beakの名前の由来

「ビークってどういう意味?」
「なんでビークなの?」

とたまに聞かれることがあります。

結論:beak(ビーク)とは【くちばし】と言う英単語です。

今までにないスマホ用のグリップスタンドを作ろう!と一念発起し、粘土をこねるように厚紙、両面テープ、カッターなどで手作りしていた試作品がありました。

数ヶ月が経過しおおよその設計の形がだんだんと出来上がってくる中で、より愛着が湧くように商品名を考え始めます。

命名のポイントとしてはあまりにも長い商品名だと覚えづらいですし、親しみやすくキャッチーでかつ象徴的な名前が良いな、と感じ考え始めました。

そこで取っ掛かりとして特徴的な形に着目し、

「何に見えるかな?」

商品自体が何か象徴的なものに見えないか想像力を働かせたところ「鳥のくちばしに見えるじゃないか」ということに気づきました。

「くちばしって英語でなんて言うんだろう」

調べてみると【beak [bíːk]】

口から発する音も響きもさることながら、短くて象徴的であると感じ即座に決めました。

大文字が良いか小文字が良いか

スマホ自体が手の中に収まるアイテムですので、それよりも小さいグリップスタンドは小柄で可愛くなくてはならない。

かっこよさはロゴデザインで表現するとして、字体自体は可愛らしい小文字が良い。
と判断しました。

システムフォントの時は「Amiko Bold」とし、オリジナルのロゴデザインへと着手していきます。

ロゴデザインの試行錯誤

小文字で表現したぶん、クールな印象も併せ持った字体を探求していきました。
マーケットは全世界のスマホを持っている人たちですが、客層はおおよそ男性が多い事が想像できます。
都会的でクールな表情を探し求めつつ、商品名である「くちばし」のイメージに合う形を想像し、シェイプの調整を何度も何度も行い、筆を止めてはまた持ち、同じ作業を数カ月間繰り返しました。

微調整を繰り返した軌跡

そして完成したのが下の画像のデザインです。
独自でつくったこの字体の角度のルールからいって「ea」が「bk」に比べ大きくなりすぎてしまい収まりが悪くなっていたため、beakの「ea」が「bk」に比べ一回り小さくなっているのがわかると思います。

最終形態

さらに、世界中から愛され、求められる商品になるよう、
願いを込めて「fly around(飛び回れ)」というキャッチフレーズをつけました。

カラーネーミング

単純に「ブラック」という色味も面白さにかけます。
Apple社のiPhoneでは黒は「ブラック」ではなく「ピアノブラック」や「スペースブラック」など表現が豊かです。

その表現から製品自体の見え方や表情が変わることを期待しつつ、beakという特徴を活かし、鳥の名前で日本的なネーミングがないかと考えました。

  • ヤタガラス・ブラック(八咫烏)
  • クジャク・ホワイト(白孔雀)

なぜ日本的なネーミングが必要なのか、という問いに関しては、

「私が京都出身で日本画専攻だったからです。」

としか言いようがありません。

キャラクターデザイン

より商品に愛着を持っていただけるように、商品自体に命を吹き込みたいと考えた私は、『色別のキャラクター』を考えることにしました。

これをそのままパッケージに貼り付けシールとして「色を識別できるもの」に仕立て上げました。

まるで折り紙で作られたように。
一つ一つ丁寧に、beakの世界観を損なわないように作り上げていきました。

小さなことですが、色の名前の頭文字はすべて異なるアルファベットで始まるように鳥の名称を選定しています。(地味)

今回はデザインの話が中心になってしまいましたが、
また時間があるときに裏話などを更新していければと思います。

それでは、また。

Human Natures
CDO 有本匡志(Arimoto Marcy)

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beakを展示中@CHOOSEBASE SHIBUYA